読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

白黒よりも鮮やかで

好きなものを好きと言えるのがブログだと思う。

最近見た映画のこと①

 

【エターナルサンシャイン】(★★★)

バレンタインは主人公の二人が出会った日だったと思う。

私は丁度その一週間前にこの映画を見た。

 

失恋した苦しみから逃れたい、楽しかった思い出を一刻も早く消し去りたい、その思いから主人公は記憶除去手術によって記憶を「消す」ことを決断する。

消して早く楽になりたかったはずなのに、

むしろ恋人との思い出一つ一つが自分を作り上げているのだと気づく。

たとえ恋人関係や夫婦という事実が消滅しても、人生を彩るのは紛れもなく今までの記憶だということを知らしめてくれた。

序盤スピーディーだと感じた物語も全て巧妙な仕掛けの中にある。

魅力あるキャラクターのセリフ、そして運命は存在するという結末が最高にロマンチックだった。

付き合うか否か、結婚するか否かのようなゴールのある愛の物語ではなく、ただただ愛を突き詰めた珠玉の恋愛映画だ。

鑑賞後感想を調べたら、評価が二分するようだが、

私は好きなラブストーリーランキング一位にしたいくらい、この映画が好きである。

 

ツレがうつになりまして】(★)

心理学はもとより精神病に関心があったこと、そしてカバーの宮崎あおいの可愛さに惹かれてこの映画を選んだ。

堺雅人演じる「ツレ」がうつにかかるのだが、その描写がかなり緻密だ。

うつの思考回路は、身の回りに起こることを全て自分に非があると落とし込む特徴があるらしい。

あらゆることへの「申し訳ない」の行きつく先は「生きていて申し訳ない」。

このような思考回路をしている人にとって、例えうつでなくても、この映画は落ち込んでいるときの自分を客観的に映し出すのではないかと思った。

主人公は妻のハルさんの助けによって少しずつ元の生活に戻っていく。ハルさんの語る言葉一つ一つがツレの病める心に響いていく。

「普通」の生活をするのに必要なのは「努力」ではなく「工夫」。

もし自分や近くにいる人がうつ病になったとき、どのように解決していくべきか、それを教えてくれる映画だった。