白黒よりも鮮やかで

好きなものを好きと言えるのがブログだと思う。

釜ヶ崎のこどもたち

 

数日前の話です。

私は大阪の釜ヶ崎という町にあるこどもの里へボランティアに行きました。

以前にもあるイベントの折に釜ヶ崎を訪れたことはあったのですが、その時は生田武志さんに案内していただき、

一人でこの街に足を踏み入れるのは今回が初めてでした。

 

この街について簡単に説明すると、

釜ヶ崎は別名あいりん地区。日本で一番、ホームレスの方が多く集まる街です。

最寄りは環状線新今宮駅御堂筋線では動物園前。

この街を最初に訪れたとき、本当にここは2016年の日本なのか…と言いたくなりました。

まず、街全体が一昔前の雰囲気に包まれています。

例えば、「犬を放し飼いするな」という看板があったり、立ち並ぶお店の雰囲気もどことなく懐かしい。

そして物価が違います。自動販売機の缶ジュースは50~60円くらいで、ペットボトルでさえ100円切るか切らないかの値段です。

もうひとつ、この街の男女比、平均年齢も特徴的です。

昼間から営業している露店の居酒屋のおじちゃんを除けば、高齢男性以外ほとんど見かけることはありません。

(売春宿が集まる地区があると聞いたので、女性はいることはいるのでしょうが…)

 

 

今回はそんな街に、行ってきました。

こどもの里は街の端のほうにあるということもあり、街の外側から入る、動物園前駅からのルートを利用しました。

この行き方では、街の中心部を通るのは一瞬なのですが、

怖かった。

この街に入る瞬間に緊張が高まる。

そういう自分に罪悪感を感じながらも

どうしても怖いという感情が先行してしまいます。

 

アル中と思しき、ろれつの回っていないおじさんに絡まれたこともあるから、なのかもしれません。

 

前置きが長くなりましたが、今回の目的はこどもの里のボランティアです。

 

こどもの里は、学童保育とファミリーホームが一体となったような施設です。

普通の家庭の子も多いのですが、様々な事情を抱えた子供も多いのが、この施設の特徴です。

好きな時にきて、好きな時に帰っていい、止まることだってできる。ちょっとおおきい家族みたいな、そんな場所でした。

クーラーもない、設備も決して十分だとはいえないこの場所で、子供たちは遊び、勉強します。

首のすわったばかりのあかちゃんから、高校生くらいの大きな子までいます。

 

ここで見たものは、正直、驚きに溢れていました。

 

こどもたちは、目がきれいで、いきいきしていました。

エネルギーがすごい!

 

ここの子供たちは、元気いっぱいで他の子供たちと何ら変わりはありませんが、

ある部分では突出した大人です。

こどもの里には、おやつの時間があって一人ずつ、お皿におやつをもらうのですが、

その食べ終わったお皿を、幼稚園児でさえ自分で洗って片づけていました。

 

首のすわったばかりの赤ちゃんをあやしている小学生の女の子もいました。

 彼女の目にはもう責任感があった。大人の目でした。

 

すごいな、とただただ溜息しかでない。

 

彼らは、わたしにはないものを持っていて

わたしが全く知らない世界を見ている、そんな印象でした。

 

けれど現実は皮肉なもので、

彼らは社会で評価されやすいものを、持っていない。

 

やはり学力面では、甚だしく後れをとる。

小学生4年生向けの漢字ドリルを解いて、ほとんど回答できてない

同い年(18歳)の子がいました。

 

きっとこういう環境の中にも進学を望む子がいたとしても、そのハードルが高いことは言うまでもありません。

 

様々な要因で、学習できる環境がなく

もしかしたら勉強の持つ意味も、違うのではないかなと思いました。

 

けれど、そうすれば、就ける職種が限定されていくことは自明です。

日本のような相対貧困の世界ではシンデレラストーリーなんてほとんど存在しないからです。

 

大学のレベルが上がれば上がるほど、

その親は高所得者である確率が高いという話を聞いたことがあります。

 

きっと恵まれた環境で育った人は、ホームレスの方や、この街で育った人のことは視野に入ってないだろうし

それがどういう意味を持つか、考えたこともないのかもしれません。

 

学歴社会の日本では、育ちの良い人達ばかりで国を担っていくのだと思うと、

つまらない国だなあと思います。

そして、不利な立場に置かれている人達のとの距離が、永遠に縮まらないのではないかと思うと、かなしくなります。

 

他人事のように書きましたが、私も不自由なく育ってきた無知な人間です。

これは自戒でもあります。

 

話が逸れましたが、

こどもの里は、ホームレスの方とのかかわりを大事にしていました。

釜ヶ崎の中心にある公園で、ホームレスの方と一緒にお祭りをしたり、

冬には、安否確認の夜回りをしたり。

実際、私が行った時も、こどもたちがおやつを食べている横で、

障害を抱えたホームレスの方が、職員さんに、おやつを食べさせてもらっていました。

釜ヶ崎にあるのですから、ここのこどもたちにとっては、そういう風景が日常です。

 

そのような、社会が見せたがらないところを当たり前に見てきた子供たちは、どのような大人になっていくのでしょうか。

 

少なくとも、わたしのように怖がったり、

差別したりするような

情けない人間にはにはならないんだろうな、と思います。

 

きっと君たちは優しいひとになるよ

 

わたしも、変わっていかねば、と思います。

 

はじめまして

 

どうも、はじめまして。

 

本日ブログを開設しました。

 

大学生活が始まって早半年。半年の間に私はいろいろな経験をしました。

様々な学生企業家にお話を聞いたり、海外インターンを運営する学生団体に所属して、その内部を垣間見たり、釜ヶ崎へボランティアに行ったり、作家さんにお会いしたり・・・

そうした中でいろいろなものを見ました。感じることがたくさんありました。

 

だけど、twitter や facebook にはそのことが書けなかった。

感じた事をそっくりそのまま人に話すこともできませんでした。

 

私はジャーナリストを目指しています。

それだったら、それをそっくりそのまま文章にしてやろうと思って。笑

 

現在のこともそうですが、私の中で消化されずに残っていることを少しずつ、書いていきたいと思います。

 

よろしくお願いします。